まぁ最近こんな感じで色々読んでるんだけど、久々に『おおお!』って本があったので紹介したいと思う。その本は、
内容はタイトル通り今話題の風営法について。クラブに行ったりする人は知っていると思うけど、今全国のクラブで一斉に警察によるクラブの摘発が行われている。これを正当な取締と呼ぶのか、浄化というのかは人によると思う。
ボクがこの前行った福岡のクラブではどこのクラブでもある時間(たしか23:00くらい)になると店内清掃という形をとって一度お客さんを店の外に出して、ダンス禁止を名目にもう一度営業を再会するという形をとっていた。一度客を入れ替えないと客にダンス禁止を呼びかけれないのかどうか理由は詳しく知らない。店の前に『ダンス禁止』と掲示しているお店も目についた。そうまでもしないといけない程深刻な問題なんだろう、お店にとっては。
この風営法はクラブだけじゃなくもちろん風俗と呼ばれているような営業にも該当するので、飲食店もそう。調べてみると飲食店を経営するにしてもお酒を夜12:00以降に販売するだけでも許可いるなど、色んな許可が必要で簡単じゃないみたい。
そういう隙間をかいくぐって、グレーゾーンで今まで運営されてきてたのが日本各地のクラブやディスコと言ったたぐいの社交の場?娯楽施設?ドラッグの温床?だった。今までは経営者側も警察側もあえてそこには触れずにお互いに協力して営業していたのだが、昨今のうるさい社会が黙っていないらしい。
『法律に触れてるから必ず絶対取り締まるべきだ!どんな理由があろうと!』
正直この本を読むまでは、先述した偽善ぶって『法に触れてるしダメなもんはダメでしょ。』と傍観している人の側だった。風営法に触れてるんなら風営法に触れないようにすればいいじゃんと思っていた。でもその考え方こそ『ダメなものはダメ。以上』という思考の停止を引き起こしていた。それには「はっ」とさせられた。ダメならダメでなんでダメなのか?それを打開する策はないのか?とかそこから考えられることはたくさんあると思う。
それだけでなく、もの事の前後をちゃんと確認する必要があるなとも思った。歴史は歴史に学べ!とか歴史は繰り返される!みたいな感じで過去に似たような事例は無かったのか?とか(実際にあった。事例は本書で。)と調べれば少しでもヒントは得られるだろう。そして、その後のことも考える。もし、風営法にひっかかるお店を全て浄化してしまったらどうなるのか?と考えると色んなことが思い当たる。
読んだ中で一番印象的だったのは「グレーゾーンを楽しむ」ということ。ちょっと前に大学の寮で寮長をしていた時にまさにグレーゾーンと言われている問題が山ほどあった。ちょうどその頃リーダーをしていたので、「この問題たち全部を白か黒に分けよう!」と思っていた。でも、色々周囲の変化とかメンバーや寮生が対応できるのか疑わしかったのでやめた。
あれが正しい選択だったのかはわからないが、あの頃のボクにはグレーゾーンを楽しむという発想は無かった。確かに、禁止すれば禁止するほど影でコソコソ見えない所で動いていたりする。そういう意味でもお互いの理解の中間をとったグレーゾーンという選択もありなんだろうなと。
この本を読み終わって、事象に対する考え方を学べただけでも、この本を読んだ意味は大きくあった。宮台真司さんや津田大介さんや坂口恭平さんなど色んな論客を招いてこの一冊をまとめているので、かなり読み応えがあるし、余韻を楽しめる本だと思った。
初めてこんなジャーナリズム満載の本読んだけど、病みつきになりそうだわさ。
0 件のコメント:
コメントを投稿