2012年6月30日土曜日

Too Much.


 絵に描いたような碧々とした海と空に囲まれた小さな島国の住民となってから、早くも1ヶ月が経とうとしている。”Time flies.”とは言ったもので、もう1ヶ月も経ったのかと時の流れの早さを思い知らされている。マルタでの新生活にも少しずつ慣れ始め、美味い飯を求めて食べ歩きにも挑戦している昨今ですが、相変わらずバスの遅延が酷すぎることだけが納得がいかない。30〜40分待ちは当たり前。ホームステイ先に帰るための終バスが11時というまるで別府のような状況です。来週からは節約が強いられる生活のスタートとなりそうです。毎朝7:00起床で8:15には家を出て、30分の徒歩で学校へ。というような日本にいた時よりも数百倍健康的な生活を送っております。ホームステイ先で出る、美味しいけど量が “Too much.” な夕食たちを水で押し込む毎日が少々ストレスフルですが、それ以外は上手くやっています。友達もスグにでき、今は仲良しのイケメンのイタリア人Matteoとスイス人Vuliとランチを食べたり学校帰りに一緒にビーチへ行ったりパブにサッカー観に行ったりとまぁ楽しくやっています。
 それにしても本当にやることが無い。「勉強しろよ!」と出国間際に死ぬほど色んな人から聞かされたので勉強はしているつもりですが、本当にやることが無い。8:45に授業が始まって、全部の授業が終わるのが12:15。その後は基本的にフリー。他の国に私費留学行ってる人たちも同じ状況なのかな?まさかこんなにも暇だとは思わなかったので、TOEICの勉強や読書とかネットをするなどして時間を過ごしています。そんな ” Too much.” な時間の中で考えたことを書いてみたいと思う。
 学校の授業には、まぁ満足してはいるんですけど、正直、私費で語学留学を長期でしてまで海外で英語を勉強する必要あるのかな?って最近凄く思う。(こんなこと言ったら親に殺されるかもしれないけど。)別に日本国内でもAPUとかAIUとかICUとかの俗に言う「国際大学」って言われているような大学に行けば筆記能力だけでなく、会話能力も自分次第で最強に伸びると思う。別に国際大学じゃなくても国際学生がいる大学はたくさんあるわけだから、100%無理なわけじゃない。大学に限らず、中高で習った英語だけぶら下げて外国人がたくさん集まるようなパブとか呑み屋さん行けば自然と知り合える。駅前留学とかやろうと思えば国内で語学留学できる時代だからどんどん利用すればいいと思う。断然安上がりだし。会話能力だけならそれだけで事足りると思う。(簡単な日常会話で使う単語とか文法なら限られてるし。)英語もたくさん勉強すれば相手が言ってることもより深く理解できるし意見も伝えられる、スコア次第では大きな自信になる。海外に行かなくても日本国内だけでできることは腐る程ある。
 でも、日本にいたらやりたいことが多過ぎてできない。まぁこんなの言い訳にしか過ぎないのかもしれないけど。友達と呑みに行きたい、旅行にも行きたい、彼女とも遊びたい、宿題もしなきゃ、バイトもある、毎週ジャンプ読みたい・・・。挙げたらキリがない。日本という国は幸か不幸かやりたいことややれることが身の回りに溢れている。今、「何がやりたいのかわからない。」っていう人たち(僕も含まれる)は「選択肢が多すぎて決められない。」と言った方が正しいんじゃないかと思う。凄く贅沢な悩みだけど、それ以上に苦しい。いっそのこと何の仕事をするか決まっている方が楽じゃないか・・・。とさえ思ってしまうこともあるけど、それじゃつまらない。そんな中で賢い人達はちゃんと取捨選択ができて、限られた時間の中で上手くやっているんだろうと思うと頭が上がらない。本当に凄ぇ。
 【限られた時間で将来どうなりたいのかとかもちゃんと考えて地道に目の前のモノをこなして就職する。これを自分が満足いく形でできる人なんて日本でも本当に一部の人だけだ。】って最近までずっと思ってた。でもいざ海外で生活する中で色んな人と話す中で、「別に『◯歳までに定職に就かなきゃいけません!』なんて法律で決められてるわけじゃないしできるんなら好きなことトコトンやっていいじゃん!」っていう結論に至りました。
 今までのおれの行動とか見てて言い訳だと思われても仕方がない。でも今しかできないんだよ。数年後には今の生活に 仕事とか家族とか色々と圧がかかり始める。だから今やりたいことだけやりまくろう!っていう考えじゃ無くて、今経験したことが後々圧がかかりはじめた時に選択肢の幅を拡げてくれると思ってる。それだけでも十分意味はあると思う。別にストレートで就職した人たちの視野が狭いとか言いたいわけじゃないから悪しからず。
 今のボクにできることは勉強。さぁ頑張ろう。

2012年6月7日木曜日

GIFT


 宿題やミーティングに追われる生活から離れ、自分のやりたいことだけをできる環境に身を置こうと決めてから早くも10ヶ月近く経とうとしている。僕は今、日本から遠く離れた地中海に浮かぶ小さな島で生活している。このマルタ共和国という国は、古く昔から色んな国からの侵略を受けた国であり、様々な文化の痕跡が多数残っている。
 この国の人たちは、ゆるりと流れる時の中で、休みたい時は休み、泳ぎたい時には海に行き、騒ぎたい時は地元のパブに行って他国からの来客と呑み明かす、といったような自由気ままな生活を送っている。日本人のようにいつも何かに追われながら生活をしているのとはまるでわけが違う。そのおかげで今のような何不自由の無い生活をできているのは確かだが、このような世界を経験してしまうと、自分の将来にも疑問を感じ始めてしまう。
 学校の授業で「ステレオタイプ(固定概念)」についてのディスカッションをした時に、外国人のクラスメイト全員から「日本人はたくさん働く。」「でも働き過ぎだ。」「誰のための人生だよ。」「自分の人生だろ。」と言われた。前から気付いてはいたが、直に言われると感じ方もまた違う。同じ学校の生徒が30代や40代の歳上の方ばかりなので、話していてとても面白い。
 昨日の夜、クラスメイト達と呑みに行った時にハンガリー人の友達から面白い話を聞けたので、それを紹介したいと思う。30代半ばの彼は、仕事を辞めて色んな国を転々としている。「仕事どうすんの?」という問いにも「探せば見つかるよ。英語を話せた方が良い給料もらえるしな。」と話す。でも元々務めていた会社を辞めて今の生活を始めたのには理由があった。簡単に言うと、仕事に追われる生活に嫌気がさしていた時に出会った言葉があるらしい。その言葉に影響を受けて、そのように生きること決めたと言う。
                           ” Today is a gift from yesterday, and gift to tomorrow.” 
 直訳すると「今日とは、昨日からの贈り物であり、明日への贈り物でもある。」である。解釈の仕方は人ぞれぞれだろうけど、彼曰く「昨日からもらった今日をおもいっきり楽しめば、明日にも良いものをあげることができるよ。それが繋がっていくんだ!ヒャッフー!」ということらしい。すごぉぉぉぉぉぉぉぉくシンプル!彼はハンガリーに帰ったら仕事を探すらしいが、全く心配しているような素振りは無かった。こんな素敵な話を聞いたら別に日本で就活する必要も無いじゃん!って思っちゃうよね。別に日本で絶対働かなきゃいけないなんてのは決まってないし。おもしろそうやん!この文章を読んで顔が引きつってる親の顔が浮かぶのでここら辺にしとこう。
 話は戻ってマルタについて。4日間住んだ感想としては、この国に来て、大切な人と一緒に行きたいと思わない人はいない。 それが恋人や家族や友達であっても。「飯メッチャ美味い」「治安良い」「街並み一つ一つが絵になる」「人も優しい」「マルタ人は他のヨーロッパ人とのハーフばっかりだから可愛いしカッコ良い」「時間の流れがゆっくり」これ以外に何かいるかな?イタリアとかフランスの街並みには及ばないけど、白を基調とした石でできた軒並みは本当に綺麗。「空の色と海の色が同じなんてありえるのかよ!」って思ったけどガチでした。 協会とかは教科書から飛び出して来たようなものばかり。ヨーロッパのリゾート地だから外国人の対応にも凄く慣れてる。まだまだ挙げたり無いけど、みんながいつか来てくれるのを安くて美味いワイン抱えて待ってます!チャオ!