今月の初めに、昨年より予定していた「安藤百福名誉博士奨学金」のお礼参りのために東京へ1泊2日の弾丸旅行をしてきた。まだまだ寒さの残る別府の朝の空気を肌に感じながら、親友との久々の再会を果たした。初めて見る方々もいて、最初は緊張したものの飛行機に乗るころには打ち解けることができていた。さすが各学年の優秀者たるもの、コミュニケーション能力の高さは目を見張るものがあった。(メンツが凄過ぎて未だに自分がなぜその場にいるのか理解できてなかった。)
大分空港発の飛行機に乗り、東京へ向かう。機内では4回生の受賞者の鬼塚さんと隣だったので、受賞に至る経緯など色んなことを話したが、年齢差などを感じさせないフレンドリーな方で、話が弾んだ。とても謙虚な方で、内側に秘めた熱い思いを引き出そうと自分なりに奮闘したが、力及ばず・・・。そんなこんなしているうちに東京へ到着。1時間半で東京まで行けるなんて・・・。「技術の進歩は凄いですな!」なんて言いながら一行は目的地の昨年の暮れにオープンしたばかりの「CUPNOODLES MUSEUM」を目指す。
予てから訪れてみたかった場所だったので内心ドキドキだった。移動中の車内はウズベキスタン出身のアクマルと色々と談笑していた。驚くべきことに約半年英会話から離れていたにも関わらずアクマルとの英会話にちょびっとだけついていけたのだ!これは本当に嬉しかった!地下鉄の乗り換えなどをしながら、ついに到着!
このミュージアムは、UNIQLOの広告などのデザインで有名な佐藤可士和氏による総合プロデュースということもあり、どんなアイディアが散りばめられているのか期待に胸を膨らませていた。予想通り内装はとてもシンプルで、「白を基調に赤文字」というUNIQLOとかのデザインでもお馴染みのスタイルだった。入口から入ってスグ見えるのが大きく広がるエントランス。天上の高さもあり、余計に広さを感じさせる。この大きく長い階段を上って、ミュージアムのエントランスゲートを目指す。中には歴代のインスタントラーメンの展示や、故安藤百福氏がチキンラーメンを発明するまでの過程を描いたムービーや、佐藤可士和氏のクリエイティブシンキングが隅々まで行き渡った、大人から子供まで楽しめるアトラクションなどがあった。(写真はミュージアム内の一部)
一番印象的だったのがこの展示である。
1.まだ無いものを見つける
2.なんでもヒントにする
3.アイデアを育てる
4.タテ・ヨコ・ナナメから見る
5.常識にとらわれない
6.あきらめない
故 安藤百福氏は、これら6つの要素を軸にチキンラーメンや世界初のインスタントラーメンの発明に取り組みました。これら1つ1つに関する展示も行っているので、そちらも要チェックです。
展示を見たあとは、世界に一つだけのMy Cupnoodleを作ったり、My チキンラーメンを作ったりしました。家族やカップルなどで来ても必ず楽しめるので、みなさんもぜひぜひ!!(手作りチキンラーメンの体験は希望日の3か月前から申し込みが必要です。)
展示の他にも、世界各国の麺料理を堪能できるお食事スポットなどもあり、朝から晩まで楽しめるようになっていた。麺料理だけで言うなら確実にAPUの学食よりも充実している。w
ミュージアムのスタッフの方々にも本当に良くしていただいて、最高の時間が過ごせた。本当にありがとうございました。一つ心残りなのは、お土産屋さんに立ち寄れなかったこと。また今度ゆっくり行こうと思う。
その日の予定は終了し、足早にホテルを目指す。東京のラッシュ時と重なりそうになったが、メンバーのとっさの判断によりギリギリ回避できたようだった。ホテルに着くと、食事をした後は解散し、各自の部屋で休息をとり、次の日の日清食品ホールディングス代表取締役・CEOとの食事会に備えた。
朝から徒歩で日清食品本社に向かう。天候はあいにくの雨。傘をさしながらスーツケースをひいての移動だったために、移動だけで疲れてしまった。そうこうしているうちに、本社に到着。私たちよりも一足先に立命館の団体が訪れていた。立命館からは代表2名の国際学生が来ていた。本社のエントランスでゆっくりした後、会食の部屋へと案内された。「もう二度とこの場所に来ることは無いね。」と言うと、「いやいや、ボクはまた来ますよ。」と自信満々に語るケンモの顔が印象的だった。あれは完全にドヤ顔だった。まぁあいつならあり得るやろうけど・・・。
代表取締役が部屋に入って来るやいなや、空気が張り詰める。良い緊張感だ。CEOはとてもフレンドリーな方で、冗談を交えつつ私たちの緊張をほぐしてくださった。一人ひとりのお礼の言葉も終わり(ボクは超緊張していて噛みまっくてたが・・・。)、食事にうつった。食事中の会話を聞いているだけで、日清食品がいかにグローバルに事業を進めているのかが伝わってきた。どのようなグローバル人材を求めているのかも本来なら就活をしているはずの自分に言い聞かせながら感じることが出来た。しかし、一番印象に残っているのはCEOの安藤宏基氏の「麺」についての話だ。インスタントラーメンの会社の社長だけあって、「麺」にはかなり熱い思いをもっている。「国ごとに麺の固さが違う。」や「麺の塩気が一番重要」だったりと、ひとえに「麺」と言っても話す内容は多岐にわたる。世界中の麺の話は本当におもしろかった。直接話す機会は無かったが、歓迎してくださっているというのはヒシヒシと伝わってきた。本当に素敵なお方だった。
その日のスケジュールもこなし、足早に本社を去り帰路についた。別府についたのは19:30くらいだっただろうか。東京とはうってかわって天気は良く、別府の北浜の景色と肌を刺すような寒さを今も覚えている。途中下車したメンバーもいて、全員で解散ということはできなかったが、無事に1泊2日の旅は終わった。準備段階からお世話をしてくれた駒牧さんには感謝しきれない。ありがとうございました。
今回のこの旅で出会った、奨学金の受賞者の方々のキャリアや就職先も凄かったのだが、全員に共通して言えることは、その人柄である。誰一人受賞したことを自慢するわけでもなく、むしろ謙っている方ばかりだった。受賞に至るまでの経緯で様々な困難に直面し、その壁を乗り越えてきた方々はやはり凄かった。審査基準に必ずその人の人柄が反映されていることは間違いないと思う。この出会いを大事にしたい。
今回に限らず、安藤百福名誉博士奨学金を受賞している歴代の先輩方のキャリアが凄過ぎて、自分が受賞したことが恥ずかしいくらいだ。そんな先輩方に恥じることの無いようこれからも日々精進していきたいと思います。
2011年春セメスター 安藤百福名誉博士奨励賞受賞 APM 3回生 深川謙蔵

P.S 別府を代表する新世代ソーシャルスペースのウエオアートマンスルームのコウジとウェンありがとうなぁ~!!!!