2012年10月13日土曜日

映画『Extremely Loud & Incredibly Close』を観て

 2012年初旬公開のこの映画。邦題は『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』という一発で興味を引くタイトル。ポスターに映る少年が顔を手で覆っているのも印象的。なんと言っても監督が『愛を読む人』『リトルダンサー』スティーブン・ダルドリー。元々この作品は2005年に発表されたベストセラーを映画化したものらしい。
 主な内容は2001年9月11日に起きた世界貿易センタービル同時多発テロに巻き込まれて死んだ最愛の父の面影を追う少年のストーリー。その少年がふとした時に見つけた1つの鍵を中心にストーリーは動いていく。少しずつ父の面影に近づいては行くものの、それとは真逆に最愛の母との心の距離はどんどん広がっていく。時々胸に刺さるようなセリフが飛び出したり、少年の異常なまでに激しい感情の表現など、痛ましいシーンも多々ある。しかし、その中にフフッと笑えるようなシーンも盛りこんである。あんまり書きすぎるとネタバレになっちゃうのでここらへんで。
 感想としては、久々に良い映画観たなという感じがした。凄く感情表現が奇抜なんだけど、愛くるしい少年の姿に何度も心を打たれた。お互いに感じる心の距離に悩む母と子の姿に苦しみながらも、実はどこかお互いを気遣っている様子などから感じられる、父を失った息子と夫を失った母の強い心の繋がりがとても印象的で良かった。もう一度観てみたい映画の内の一つです。



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